Beauty & Chestnut

栗野美智子オフィシャルウェブサイト(笑)へようこそ。ツイッターもやってます。@Michiko_Kurino

その他

つみきのいえ (加藤久仁生 )

アカデミー賞を受賞した、12分ちょっとの短編アニメーション。会社で仲の良い人が「面白いですよ」と言って貸してくれた。音声が一切なく、映像と音楽のみの作品である。(ちなみに、市販されているDVDはナレーション付で再生することも可能。)【あらすじ】--…

個人の尊厳

今日は東大の連続公開講座の最終日だった。1限目の法の特異性の講義は絶対に聞き逃したくなかったので、ドラムレッスンはお休み。時間に余裕を持って安田講堂へ。法の特異性というテーマで語られたのは、法には特異性を排除するものと多様性を抱擁するものの…

連休前!

ラフォルジュルネという、毎年ゴールデンウィークに丸の内一帯で開催される大規模な音楽祭が一昨日から始まった。低価格で、かなり本格的な演奏が楽しめるのが最大のセールスポイントで、今年のメインテーマはバッハである!最終日の夕方あたりのチケットを…

音楽と私

今月は珍しく残業が続いている。フレックス出勤という、(残り少なくなってしまった)有給休暇よりも大事な既得権を喪失してしまい、毎朝規則正しく8時半出社をしているが、早起きは三文の損失である。というのも、勤め先の隣のビルで売られているエスプレッソ…

西の果て、祖父の出生の地へ

連休は五島列島に行こうと思い、予約をした。久しぶりの九州上陸だ。五島は教会と自然と入り江の美しい島である。後、うどんが美味しいらしい。旅の申し込みを電話で行い、傍で聞いていた母が、五島なんかに何しにいくの、言った。何も無い所だから私のよう…

東京は今日も平和でした。

北の方からミサイルが飛んでくるとか云々で、今朝慌てて部屋の掃除をした。よく考えてみれば、ミサイルの飛んでくる可能性というのは今日に限った話ではなく、常にその危機は付きまとっているものである。しかしなぜか、こういった騒ぎになると、とてつもな…

さくら

東京、16度。もうすっかり春である。 仕事帰りに花屋さんで桜を使ったエントランスブーケを購入。部屋でささやかな花見ができるようになった。小振りのものであるが、想像力で補って樹齢100年の桜の木である。 私の生まれ育った大阪の家は、公園に面している…

真夜中の独り言。哲学とか、日本文化と輸入学問についてとか。

お給料が入ったので、仕事帰りに書店に立ち寄る。もうちょっと掘り下げて哲学を勉強したいけれど、(訳された)原書は難しいので、NHK出版から出ている哲学者の個別解説書のようなものを買い込む。デリダ、ベルクソン、メルロポンティ。メチエから出ているニー…

Bar

初めてBarというものに行ったのは、確か二十歳そこらの春か初夏だっただろうか。所用で宮崎の家に帰った時、近所のシェラトンホテルのBarを予約し、一人で行ってきた。特に行楽のシーズンではなかったので、予約する必要が無い事はわかっていたが、なんとな…

森を形成する多様性

仕事中、Perlの文法を調べていたら植物生態学者のサイトにたどり着いた。その学者さんは研究に使うプログラミングをCGIで行っていて、それをサイト上で解説しているようだ。肝心のCGIの説明の方は難しくてあまりよくわからなかったが、彼の本職である植物生…

コルテオ (シルク・ドゥ・ソレイユ)

夢の中に「自分」がいて、そこから少し離れたところでその「自分」を見ている、といった体験をしたことがあるだろうか。夢を見るとき大抵そんな感じなので、特に気を留めておらず、誰でもそうなのかと思っていた。何かの本で読んだら、普通は夢の中でも「自…

建築古書が届く

最近、帰宅時はバスを使わずに歩いている。20分ぐらいの調度良い距離である。大通りから1本裏道に入ると、マンションや民家が並んでいるのにも係わらず、車も人の姿もなく、そのまま5分ぐらい誰ともすれ違わなければ、世界はでっかい水槽のようなものに入っ…

日本画に触れる。加山又造展

日本画を見たい、と思って調べてみたら丁度国立新美術館で加山又造という日本画巨匠の展覧会がやっていたので足を運んでみた。この美術館は私にとって思い出深い場所で、ここ半年ほどで4,5回は来たと思う。(特に多いわけではないかな・・・。) 乃木坂駅に…

ストレートな物言い論

世の中には、なんでそんな開けっ広げでストレートな物の言い方をするのだろう、とこちらを悩ませる人がいる。かくいう私もその一味なのだが、決して横着な性格だから、というわけではない。思うに、ストレートな物の言い方をする人には2種類のタイプがある…

哲学、思想に対して。

ドゥルーズとガタリの著書が、あまりにも難解すぎて理解ができない。ポストモダン思想そのものが「知の欺瞞」でひどく指摘されていたが、それでもなお、私は理解したいと望む。彼ら、ドゥルーズ/ガタリの言葉は抽象的で、美しい。そんな愛すべき対象の不可解…

Jill Tracyを聴きながら。

秋の夜長といえば、やはり読書とハーブティーだろうか。一番リラックスできる時間を一番上質なもので過ごす。なんとなくこれで幸せな気分になれる。東京に来てからあまりちゃんと本を読んでいなかったので、今年の秋は、また、秋が終わっても思う存分読みた…

嵐山

秋。京都。女一人旅。 響く鐘の音と読経の声。 暗くなってくるにつれて高まる寂寥感。昨年の同じぐらいの時期に、私はこの町を訪れた。変わったのは、今年は少し肌寒いという事と、あと一つ。見覚えのある風景。嵯峨嵐山駅からお店が並ぶメインストリートま…

生命科学シンポジウムを終えて思ったこと。

生物というのは、非常に精密にできた機械なのだろうか。生命現象の理解が深まるにつれて、好みや行動一つ一つに非常に合理的なカラクリがあることが分かってくる。たとえば、C.エレガンスという線虫が、物質Aを好むか好まないかは単純な学習で決定される。ど…

少年時代の夢を叶えませんか?

先日、友人と宇宙開発フォーラムに参加してきた。 毎年やっているイベントらしく、宇宙開発はもとより、宇宙に関する法律や政策、宇宙産業の現状などがテーマで、ワークショップも開催される。(残念ながらワークショップは応募多数で学生のみの参加となった…

少数精鋭の建設会社

先日、知人の薦めでカンブリア宮殿を見た。村上龍と日経がコラボ、という若干異色なようで、実はごく自然なコラボTV番組である。(村上龍は経済に大変詳しいので。)彼の小説は偏りがあるものの結構読んできたのだが、いざご本人をテレビで見るのは初めてで、…

秋の夜。乃木坂にて。

仕事帰りにぶらりと乃木坂に寄った。 特に用事は無かったけれど、最終的にミッドタウンに寄って和菓子でも買って帰れたらな、という程度だった。改札を出て、美術館方面とは反対方向に向かう。階段を上がるとすぐに地図があったが、知っている場所が何も書か…

薄暗い部屋とコーヒーとクオリア。

休日、夕飯を食べた後、軽く一眠りしようとしてそのまま夜中まで眠り込んでしまうことがよくある。横になる前に消してあった部屋の電気がより一層眠りを深いものとし、自然と目が覚めた後は大変すっきりしているのもだが、なんとなく時間を無駄にしてしまっ…

3:00 AMのおやつ

夢中になって本を読んでいると、気がつけば夜中の2時、3時という事が多々ある。 さらに、小説などを読んで、文章を反芻して味わっていると、4時前だった、という事もある。そんなとき、決まって「早く寝なきゃ」と思うのだが、前頭葉が非常に絶好調なので…