Beauty & Chestnut

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日没までに汐留へ!(暗くなるとカメラの解像度が落ちるため。)

汐留駅から徒歩3分ぐらいの所にあるアパート「中銀カプセルタワー」を見に行ってきた。ちなみに、「中銀」と書いて「なかぎん」と読むらしい。人前で「ちゅうぎん」とか言わなくて良かったw

さて、この中銀カプセルタワーだが、黒川紀章という建築家が中心となって活動した「メタボリズム」という名の建築運動の一環としての作品らしい。ちなみに、一部の中年男性の出っ張ったお腹は、全く関係ない。念のため。ここで言う「メタボリズム」というのは「新陳代謝」を意味している。

時は高度経済成長。あわただしく変化・進化を遂げる日本に合わせ、建築物も建てれば終わりではなく、時代に合わせて成長していこう、とメタボリズムは提案した。キューブ状のものは一つの部屋(広さは約10㎡)になっていて、中はバス・トイレ、エアコン、ベッドが装着されていて、一人暮らし用の住居として、またはちょっとしたオフィスとして使われている。さらに、このキューブは取り外し可能だったりする。どんどん用途・需要に合わせて進化していく建物。それが「新陳代謝」の意味するところのようだ。

ただ、私が見たところ、あまり新陳代謝が良くないご様子。住居としての問題がいくつかあるらしく(根本的に狭い、水漏れ、アスベストなど)、建替えも決定している、というニュースも読んだ。折角なので、古くなったキューブを取り替える、という形で建て直し(取替え?)を行ってほしいものだ。