Beauty & Chestnut

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お弁当レポート

少し前に、通っているクッキングスタジオでお弁当の作り方の授業を受けた。お弁当作りといえば、具材をスピーディーにカットし、要領よく加熱し、かつ(そこそこ)美味しく、栄養バランスも良く、彩りも考えて作らなければいけない。とはいえ、夕飯や休日の料理のように時間をかける必要がないため、お弁当作りの実践は料理の練習にもってこいだと私は思っている。以来、少し早起きして日は作ることにしている。

節約するなら1個150円ぐらいで買えるコンビニの惣菜パンが最強だ。カロリーもそんなに高くないし、種類が豊富なので毎日食べても飽きない。が、これには「野菜が採れない」という欠点がある。おまけに、朝食がパンだった場合は二食続けてパンとなるため、栄養バランスが非常に偏る。まぁべつに死ぬわけではないし、朝は菓子パン、昼は惣菜パン、のようにシフトすれば食べられなくもない。最近は1本で1日分の野菜がとれるジュースもあるので、そこまで気にする必要はない。とはいえ、折角料理を習っているのだから、実践する機会を設けようというストイックな性分から、最低限の調理器具をそろえた。人とは変わるもので、料理をする習慣が身につけばレパートリーも増やしたくなるし、食材にも興味が沸いてくる。盛り付け方や調味料・スパイスの使い方も知りたくなるし、なんとなく毎日が楽しくなる。

最初に作った弁当は、スタジオで習った野菜の肉巻きと茹でたブロッコリー。最初にすべての野菜を煮て、ニンジン、アスパラを肉で巻き、フライパンで加熱する。このとき一緒に卵焼きも作成。野菜のカッティングの基本は「なるべく細く・小さく」。特に根菜などのニンジンは中に熱が通るまで時間がかかるため。あと、小さいとお弁当に盛るときにたくさん入れられる。切り方が大きいと隙間も大きくなるため、ただでさえ小さいお弁当箱の使用率が下がってしまう。


二回目のお弁当はパスタサラダ。あまったブロッコリーとニンジン、パスタを茹で、トマトソースで絡めた。たまに気を利かせたスーパーがブロッコリーを一人世帯向けに縦半分にカットしたものを売っているが、あれは鮮度が落ちるのが早いので、買うなら一房買う方が良い。ニンジンは三日以内に使い切るのがベター。なので、私の場合、一度の買い物で買うのは一本である。デザート代わりにゴールデンキウイを添えた。



三回目はブロッコリーとニンジンの温野菜 ジェノベーゼソース和えと豚丼。野菜を消費することと、合わせ調味料の練習を実践。砂糖、醤油、みりんは家庭料理の基本で、豚丼以外にも、肉じゃがや煮魚にも使えるからマスターしたいところ。醤油とみりんを同量にし、水を加えて味を調整した。豚肉は細切れを使用したため、下処理は特に行わず。もう少し厚みがあれば叩いて衣をつけてサックリと揚げたいところ。それはまた後日。




四回目はホイコーローとニンジン・玉ねぎのトマトソース和え。どうしてもニンジンが余ってしまったので、パスタ用のトマトソースで和えてみた。ホイコーローで味噌を使ったが、結構鍋にこびりついたので、次回作るときは野菜だけ加熱して、調味料は別皿で和えたい。デザートはキウイ。ゴールデンキウイは普通のキウイより甘く、デザートにはうってつけ。ビタミンCも補給。




五回目は野菜と鶏肉の黒酢あんかけ。大戸屋黒酢あんかけ定食が好きで、自宅でも似たようなものが作れたらいいな、と思っていたので実践。独特の風味のある黒酢と片栗粉の扱いが難しい。思ったほど粘りが出ず、黒酢のすっぱさが強かったため、次回に活かしたい。



お弁当作りのポイント
・野菜は小さめに切る。特に根菜は加熱に時間がかかる。
・材料は必ず余るため、温野菜用のソースを複数用意しておくと良い
・調味料は必ずしもフライパン上で合えなくても良い。
・醤油、みりん、砂糖は分量を変えるといろんなものに使える。