Beauty & Chestnut

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秋宵上洛

2年ほど前から計画していた技術士一次試験(経営工学部門)が無事に終わり、大きな仕事を片づけたような、ある種の達成感と満足感を得た。

結果は12月に発表だが、技術士会のウェブサイトで試験の翌週ぐらいに発表された解答をもとに自己採点をしてみたところ、何とか合格点が取れていた。とは言え、基礎科目は解析が全滅だったし、倫理や専門科目も結構危うい結果だった。唯一自慢できるのは、基礎科目は(解析を除けば)ほぼ満点に近い結果だったこと。基礎科目の難易度は中の下ぐらいであるが、過去に勉強した理系科目が何らかの形で活かされたことは嬉しい。マークミスさえなければ合格である。来年は情報工学部門で受験し、翌々年ぐらいには2次試験に臨みたい。

今年は引越しや情報処理試験(システム監査)、転職活動、サマースクール(8単位分)、技術士一次試験など、目白押しだった。通信制大学の進捗状況に大幅な遅れが生じたが、付け焼刃の勉強でCとかBを取ることに抵抗があるので、これでよかったと思っている。というよりも、そこまで着手する気にならなかったのが正直なところである。年内はLPIC Level1を取得すれば終わりであるが、その前に少し羽を伸ばそうと思い、京都へ1泊2日で行ってきた。

細々と小旅行と称して江の島に2回ほど行ったが、関東を出るのは数年ぶりぐらいで、東京発の新幹線に乗ったときはワクワクした。車内は金曜の夜のせいか、あちこちで缶ビールを開ける「シュポッ」という音が聞こえてきた。もしかしたら缶チューハイなのかもしれない。いずれにせよ、何らかのアルコール類であるのは確かで、私も周りに倣ってキヨスクで買ったエビスを開けた。何となく連帯感のようなものを感じた。

京都まで2時間半あるので持ってきたヴェルヌの海底2万里を読もうと思っていたが、エビスを飲み終えた頃に急激な眠気が襲ってきた。気が付いたら米原だった。

9時半過ぎに京都駅に降り立った。11月上旬の京都は東京と同じぐらい暖かかった。チェックインを済ませて河原町の純喫茶に行こうと思っていたが、ホテルにチェックインしたら10時ぐらいだったので、断念した。行きたかった喫茶店は11時に閉店なので、着いてもゆっくり読書することが出来ない。翌日に行けたら行こう、と思い、ホテルの大浴場へ向かった。肩までの深さの湯船で大きく伸びをして、深呼吸とため息の中間ぐらいの腹式呼吸をした。やっぱり関西って落ち着くなぁ、と思った。