Beauty & Chestnut

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普通二輪 教習日記(学科2〜4)

二輪の技能教習は普通自動車の免許を持っている事、すなわち道路で運転した事があり、スピードを出すことにある程度慣れている事が前提になっている節があるが、学科教習は免許を初めてとる人が対象となっているため、何とも言えない平等感があり心地よい。二輪の技能ではあまり見かけない女性も多く出席しており、「そうか、この教習所には女性もいるんだよな。」と、当たり前のことに妙にしみじみとしてしまう。学科の1段階は10時限で、残るところ後3時限なので備忘録も兼ねて書いておこうと思う。二輪は仮免前効果測定が無いため、学科試験は卒検前効果測定と試験場での試験でいきなりフル範囲出題となる。

■学科2 信号に従う事
信号の点灯には「灯火」と「点滅」の2パターンある。青の灯火であれば自動車なら直進、左折、右折が可能で、軽車両なら直進と左折が可能である。軽車両で右折したい時は二段階で行う。黄色の灯火なら、基本的に止まることが求められているが、停車位置付近で黄色になった場合などはそのまま進むことが出来る。赤の灯火時は停止であるが、右折中の時はそのまま進むことが可能である。普通に生活していれば「なんとなく分かる」事であるが、あえて何かピックアップするとすれば「黄色の灯火で止まれないときは進んでも良い」という事ぐらいだろうか。手信号は水平に手を上げている時と灯火を横に振っている時が、振っている人がこちらを向いている、あるいは真後ろの場合は赤信号。手または灯火を垂直に上げている時は、こちらを向いている、または真後ろの場合は赤信号、そうでないときは黄色信号を意味している。

■学科3 標識・標示などに従う事
第一段階の山場といっても過言ではない。覚えることが多いうえ、よく似た標識が沢山あって紛らわしい限りである。先ほど仮免前効果測定の問題を解いてみたらこの分野の正答率が低かった。標識には本標識、補助標識の2種類があり、さらに本標識には規制標識、指示標識警戒標識、案内標識の4種類が存在する。イラストと文字がセットになっているタイプとイラストのみの2タイプがあり、「なんとなく」の感覚で解釈するのは厳禁である。後は一方通行と左折可の標識を間違えないことが肝、といったところか。路面の表示は路側帯と進行方向別通行区分、車両通行帯あたりが少々細かい。

■学科4 車が通行して良い所、いけない所
「常識」と言ってしまえばそれまでであるが、車は車道を通行しなければならない。しかし、エンジンを停止した二輪車を押して歩くときは「歩行者」として扱われる。軽車両は歩行者専用でなければ路側帯の通行が可能。路側帯には1本線の路側帯と、破線+実線の駐停車禁止路側帯、2本線の歩行者用路側帯の3種類あるので見間違えないように注意。また、車は中央線から左側を通行する必要があり、中央線は必ずしも中央にあるとは限らないので気を付ける。追い越しは進路(車線)を変更する場合、追い抜きは変更せずに前を走っている車を抜かす事である。

■仮免前効果測定(模擬テスト)
全10時間の学科@1段階も残すところ後3時限分となったので、試しにウェブで模擬テストを受けてみた。標識をあまり覚えていなかった事と、未履修の分野(AT車の運転方法や緊急自動車の優先ルール、行き違い)で失点した事が敗因となり、合格点には及ばず。ひっかけ問題が多い、と聞いていたが、思わずひっかかりそうになった問題は1、2問程度であった。標識・標示を正しく覚え、残りの学科を受講すればさほど問題なくクリアできそうである。(ただし、二輪車は「仮免前」効果測定に特化した学習は不要である。)

■学科学習システム「満点様」の使用感
「模擬テスト」と出題分野を選択して問題を解く「一問一答」の2形式が存在する。システム内の模擬テストが実際の学科試験とどれぐらい似ているのかは不明であるが、難易度は「非常に易しい」。模擬テストを受けた後に分野別正答率が表示され、苦手分野を選択して一問一答で復習することが可能。解いた後は解説と出題元のテキストのページ数、よく似た出題例が表示される。学科テキストを参照することも可能。便利で使い勝手は良いが、「この程度の問題でここまでお膳立ては必要なのだろうか」というのが正直な感想。欲を言えば標識・標示に特化した問題が欲しい。「○○を意味する標識はどれか。以下の1〜5より選択せよ」的なもの。後は「次の問題へ」ボタンは画面をスクロールしなくても押せる位置に設置してほしい。