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栗野美智子オフィシャルウェブサイト(笑)へようこそ。ツイッターもやってます。@Michiko_Kurino

道楽としてのオンライン英会話

11月にマレーシアで開催されるエンジニアカンファレンスへ出席するため、オンラインで英会話を始めることにした。週に2〜3回ぐらいで良いかな、と思って始めてみたら、あれよあれよとドップリはまり、今ではほぼ毎日DMMをメインに、2校でレッスンを楽しんでいる。いくらかは淘汰されたとはいえ、まだまだ多くの学校が奮闘しているので新たな学校との出会いも楽しめる。概ねどこも似たようなサービスであるが、教材やシステムの使いやすさ、予約の仕組みなど細かい所で各社工夫をしている。まだまだ試してみたいオンライン英会話もあるので、随時更新したい。


体験したオンライン英会話一覧
DMM英会話、レアジョブ、ECCオンライン、QQEnglish、産経オンライン英会話、イーフレンド、プレミア英会話


目的別、シチュエーション別スクール選びの一例
・すでに学習サイクルが確立されており、実戦する機会が欲しい。モチベーションを維持したい:DMM
・カランメソッドを試したい
 ある程度先までレッスンの予約をしておきたい、社長のブログが好き:QQEnglish
 コストを抑えて、明るい先生と楽しくカランをやりたい:プレミア英会話、イーフレンド
・英会話は久しぶり:ECCオンライン英会話
・週に2〜3回、密度の濃いカリキュラムで学習したい:レアジョブ
・負担にならないレベルで毎日ビジネス英会話を学びたい:産経オンライン


システムの使い勝手がピカイチ!モチベーション維持の仕掛けも豊富!オリジナル教材の更なる改良に期待。
■DMM英会話
24時間レッスンの受講が可能、世界60か国の講師が在籍、破格の安さだけがDMMの魅力ではない。ログインすると画面に表示される英会話時間合計というレッスン時間の累計がユーザーのモチベーションを掻き立て、ユーザーも一緒になって英会話を盛上げるブログ、講師からの丁寧なフィードバックが学習意欲の維持・向上に一役買い、豊富なカリキュラムでユーザーをワクワクさせる、今もっとも(個人的に)熱いオンラインスクールである。

講師の検索システムもユーザビリティを第一に考えていることが伺える。条件で国や性別、年齢、初心者向け、上級者向け、ビジネス英会話が得意、TOEIC対応可能、講師歴3年以上、など細かい設定が可能なうえ、ユーザーが投稿した口コミも見ることが出来る。もちろん、あまり好ましくない口コミは事務局によって制限されていることが推測できるが、基本的に良い口コミの多い講師は気分よくレッスンを受けることが出来る。口コミの有難さは、口コミ投稿機能のないスクールを体験すれば痛感出来る。

教材もビギナー向け、中級向け、上級向け、ビジネス英会話、ニュース、など幅広くカバーされている。提携している出版社の教材も使用可能である。私はここでビジネス英会話と発音のレッスンを主にとっているが、内容には概ね満足している。教材そのものの読み物としての面白さや、3回以上読みたいと思えるか、を聞かれると即答しかねるが・・・。すでに英語学習が生活の一部に組み込まれている人が学習意欲の維持・向上をするために利用する場合、ここ以上に良いオンラインスクールは無いと思う。


王道を行くならこちら。教材の興味深さは随一。
■レアジョブ
オンライン英会話の先駆けとなったレアジョブ。割安感はDMM英会話の台頭によって失われつつあるが、教材にはこだわりが感じられ、どのレベルを選択しても必ず学ぶものがある。レアジョブは体験レッスンだけしか受けていないが、今でも教材を見るためにログインすることもしばしば。サポートが手厚いので初心者にとっつきやすいし、レベルの高いディスカッションをしたい上級者にも良いオンラインスクールである。会話量を増やす必要がある人にとっては、料金的な面でややDMM英会話の方が有利か。


サポート体制とティーチングノウハウが魅力
ECCオンライン
こちらも体験のみの受講である。他校がスカイプを使っているのに対し、こちらは独自のシステムを用いてウェブブラウザ上でレッスンを行う。現在はGoogleChromeのみ対応。同じ画面を講師とリアルタイムで共有し、文字を書き込んだり線を引いたりできる。スカイプだけのレッスンを受けていると、このシステムは非常に画期的なもののように思える。講師は教え慣れている印象を受け、ほめ上手で生徒のやる気を引き立たせる。教材は印刷して持ち歩けないが、レアジョブ同様にこだわりのある作りになっており、学べるものは多い。どちらかといえば社会人よりも中高生向け、あるいは久しぶりに英語を勉強する人向けの印象を受ける。


カランをやるならこの順番で。
■QQEnglish、プレミア英会話、イーフレンド
カランメソッドの認定校としての立ち位置のQQEnglish。体験レッスン、単発でポイントを購入し、講師と相性が良いと思えば月額プランで継続を、そうでなければオンラインショップで150円のカラン自習ツールの購入と、カランのオンラインショップでテキストを買う時に必要になるスクールIDを問い合わせ、プレミア英会話で初月半額プランを利用して毎日受講し、翌月からイーフレンドで継続するのが合理的。もちろん、受講可能時間さえ気にならなければプレミア英会話で2か月目からも継続するのも良い。なぜ他校へ移ることを勧めるのかは、「体験と有料レッスンを数回受ければ分かる」としか言えない。

QQEnglishは他の英会話のように1日1回プランとかは無いが、所有しているポイントを分配して数週間先まで予約が出来るので、予定がある程度分かっている人には使い勝手が良い。一方、イーフレンドは講師がとても明るく、1日1回プランがあるので教材の調達ルートと復習ツールがあれば、あっという間に上達すると思う。プレミア英会話も講師がとても明るくてホスピタリティー精神にあふれている英会話スクールだが、レッスンが夜間しかやっていないため、どちらかと言えばイーフレンドの方が便利である。プレミアとイーフレンドはテキストの購入は非推奨だが、ebookで用意しておけば復習が出来る。

カランメソッドは単調なので、講師によって劇的に差が出ることはそんなに無い。このメソッドは賛否両論だが、基礎文法の復習、瞬発力の向上は語学を身に付けるうえで必須スキルなので、私は継続するつもりである。両校ともカラン以外にもレッスンを提供しているので、気分転換に別のレッスンを受けてみるのも良い。


さすが新聞社。忙しいビジネスパーソン向けのビジネス英会話はここ!
■産経オンライン英会話
中級レベルになってくるとレッスンの前に予習が必須となるが、25分のレッスンに対して30分以上予習に割くのはあまり合理的ではない。教材の内容を把握し、話すことを事前に準備し、知らない単語を訳し・・・などやることが多い。しかし、産経オンライン英会話のビジネス教材なら、そういった悩みは不要である。その日覚えるべきことが太字になっているし、日本語の訳もついているので予習は10分〜15分程度で済む。忙しいビジネスパーソン向けの教材である。毎日受講しても負担にならないように設計されている。内容が簡単というわけではない。NHKのビジネス英会話(ラジオ)をもう少し優しくして、細分化したような感じ、といえば伝わるだろうか。教材が見やすいのも1つの魅力である。