Beauty & Chestnut

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カランメソッド受講記(stage1)

オンライン英会話を開始して1か月と少し経過した。Skypeの呼び出し音が鳴るたびにドキドキしていた最初の数回が今では遠い昔のような、そうでもないような。海外のエンジニアとコミュニケーションを取りたい、という純粋な動機は今も持ち続けているが、何よりも最近は英語を話すことが楽しくて仕方ない。DMM英会話の9月分の受講率は何とか70%に到達し、概ね週5のペースを保っている。また、9月の下旬からはプレミア英会話でカランメソッドのレッスンを受けている。


カランメソッドと言えば、オンライン英会話を受けている人なら1度ぐらいは聞いたことがあると思う。講師が生徒に同じ質問を2回し、生徒はフルセンテンスで答えなければならない、というシンプルなルールであるが、このシンプルさが病みつきになる。

このメソッドは全部で12段階(stage)あり、最初の1段階は、
講師:(ペンを指さしながら)What’s this? What’s this?
生徒:(すかさず)It’s a pen.

といった簡単な質問から始まり、

講師:What’s the meaning of the word “chair” in Japanese.
生徒:the meaning of the word “chair” in Japanese is “Isu”.
という脳トレにもなりそうなレベルまで到達する。文面だけ見ると中学生レベルであるが、これを高速で質問されると結構焦るものである。よく注意して聞かないとフルセンテンスで答えるのが難しい。「the meaning of the word ….あれ、何の単語だっけ?」というのを何度か経験した。これはまだ良い方で、もっと長文もある。プレミア英会話では11レッスン(25min * 11lesson = 275min)でstage1が完了。QQEnglishだともう少し少ない回数で終わるかもしれない。プレミア英会話ではstage1が終わった後、数回にわたって復習が行われる。テキスト購入が必須ではないため、こうした徹底的な復習が重要となるのだろう。


カランメソッドを始める前と後で何が変わったか、と聞かれたら「英語を聞き取るための集中力が良くなった(ような気がする)」「フルセンテンスで答えるクセがついた」というのが現時点での答えである。フルセンテンスで答えることが英会話上必ずしも良い事とは限らないが、フルセンテンスで答えられるということはフルセンテンスで質問出来ることに繋がる。これは正しく質問をする、意見を言う、という点で重要である。それと、カラン後に普通の英会話レッスンを受けると非常にゆっくりしたスピードに感じる事も挙げられる。後者は一時的なインターチェンジ効果にすぎないが、繰り返すことで確実にリスニング力が上がる。ただ、カランメソッドだけでは会話スキル(話を広げる、間をつなぐ、ジョークを言う、など)は磨けないので、別途日常英会話などのレッスンで補うと良いかもしれない。


■カランメソッドの良い点
・集中力が鍛えられる
・瞬発力(応答力)が鍛えられる
・ささいなミス(三単現のsの付け忘れなど、意外とやりがち)が減る
・フルセンテンスで答える訓練になる(=フルセンテンスで質問出来る、意見が言える)
・リスニング能力の向上
・英語で「話す」「考える」を同時に行う訓練になる。例:fifteen plus seventeen equals …など。
・長文の構文を見抜く訓練にもなる。例:The difference between A and B is that we use A for 〜 whereas we use B for 〜、など。テキストで読むとすぐに理解できる構文でも、口頭だと意外と難しいものである。
・疲れている時でも機械的にこなすことが可能なので、レッスンを継続する事の心理的負担が少ない。

他にもあるかもしれない。とはいえ、カラン以外のレッスンも並行して受講しているので、どこまでが純粋なカラン効果なのかは不明ではある。


■カランメソッドだけでは得にくいスキル
・会話スキル(話を広げる、間をつなぐ、ジョークを言う、相手から情報を引き出す、など)
・語彙力(stage1に限定して言えば、新しく覚えた単語は数個ぐらいである。)


こちらは別途補強が必要。
さて、マレーシア行まで後1か月と少々。楽しみながら準備をしたい。