Beauty & Chestnut

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アロマテラピーアドバイザー認定講習会の話

アロマテラピー検定1級を取得すると、おそらく誰もが「この後はどうしようか・・・」と考えるだろう。最初からアロマで活動するつもりの人は迷わずAEAJに入会してアドバイザー認定講習を受け、そのあとはインストラクターやセラピストなど、目指す方向へ進んでいく。しかし、私のように趣味程度の層には「ここで十分」「いや、アドバイザーぐらいなら取っておいても損はないかも。」の2つに分かれると思う。なんせ、ウン数十万するインストラクターやセラピストの講座と違い、アドバイザーなら5000円ちょっとで取得出来るのである。5000円という金額がお手頃価格のように錯覚してしまうのだ。しかも3時間の講座を受ければ試験なしで取得できる。結構魅力的に感じる人も多いのではないだろうか。


しかし、アドバイザー資格には気を付けるべき点が1つある。一度認定を受けると維持するためにはAEAJの会員であることが求められる。一度でも退会すると資格は取り消しになり、再入会時には再度受講する必要がある。つまり、毎年1万円ちょっとの会費を払い続けなければならないのだ。この会費はアロマに対する探求心を持ち続ける限り、決して高いものではないが、やはり最初の一歩は戸惑うのである。しかも、初年度は入会金1万円もかかる。ついでに言えば、アドバイザー講座を受けた後に認定料が1万円ちょっとかかるのも忘れてはいけない。5月の試験で合格し、その後すぐにAEAJへ入会してアドバイザーを取得する場合、検定料6,480円 + 入会金10,000円 + 年会費12,000円 + アドバイザー認定講習5140円 + 認定料 10,260円の計43,880円(+検定で必要なテキストや精油代、交通費など)が必要になる。趣味の通信講座の相場が30,000〜50,000円なので、無理のない価格設定にはなっているし、それぞれ別々に払うからそこまで費やしている実感がない。


1級は一度合格すれば維持費はかからないので、そこから先は後々で構わないと思う。合格証と一緒に送られてきたAEAJの会報誌が面白いと感じたら、会報誌の購読料だと思って入会するのもアリだと思う。私はまだ入会手続きを済ませたばかりなので、実際に入会して感じたメリットがあれば後日書きたい。


さて、境内のアロマテラピーアドバイザー講座を生活の木 表参道校で受講してきた。参加者は私を含めて10名前後で、男性は2名。講座は全国共通のテキストを使い、「アロマテラピーアドバイザーについて」「アロマテラピー関連法規」「AEAJの紹介」の3部構成となっている。主にアロマテラピーアドバイザーについての解説に時間が割かれていた。アドバイザーの役割、必要な知識、心得について説明を受け、2人一組になってケーススタディを実施。アロマについて質問を受けたらどう答えるか、アドバイザーの視点でアドバイスを考える。私とペアになった人は「1年前に開封した精油は使っていいの?」という質問に対してのアドバイスを考えた。回答ポイントはテキストに書いてあるので割愛するが、1級までは「自分が理解するための知識」があれば良かったのに対し、アドバイザーは「人に説明するための知識と技術」へレベルアップしなければならない。精油に関する知識は知っている事前提なので、講座では説明が無かった。時折アロマや生活の木の講座についての雑談を交えながら、3時間で終了。履修証明書を受け取り、そのあとは任意出席の講座説明会が開かれた。


どこまでの資格を取るか決めていなくても、AEAJに入会したい人にとって受けて損は無い講座だと思う。独学で何か疑問に感じた点があれば、(本当は良いのか不明だが)講師の方に質問出来るし、同じ趣味をもつ人と知り合いになれる。試験のここが大変だった、とか、買った精油って使い切れないのよね、といった雑談は結構楽しい。先にハンドセラピスト講座を受講した人も居る場合もあり、情報収集も出来る。私はこの講座がキッカケでハンドセラピスト講座にも興味を持った。年内には受講したい。


使用したテキストと履修証明書。テキストは薄いので、手元に置いて適宜参照するのにちょうどいい。