Fly me to the cosmos, My Little Box 2019年2月

少し前にちくま文庫から出版されている「月の文学館」というアンソロジーを購入した。中原中也や稲垣足穂、堀口大學や永井荷風の作品から月にまつわるものや幻想的な作風のものを集め、収めた1冊である。宮沢賢治が入っていないのは意外であったが、随分久しぶりに稲垣足穂を読んだ。いつ読んでも必ずレナウンのCMが脳裏に過る。イェ～イイェ～イイェイェ～イ、のアレだ。滅多に民放を見ない私が知っている数少ないCMである。そろそろドライブウェイに春が来てほしい今日この頃、My Little Box2月分が届いた。今月のボックスのテーマは宇宙。

今月も素敵なデザインのボックス。

開けてみると、オスカー・ワイルドの言葉が迎えてくれる。そういえば月の文学館で海外作家版を作るとしたら、誰のどの作品を選ぶだろう。サン=テグジュペリの夜間飛行や、ハインラインの月は無慈悲な夜の女王？文庫本1冊に収めるのは難しいか。月や宇宙をテーマにした作品を好んで読んできたわけではないので、ほとんど思い浮かばない。

リボンを紐解き、今月のアイテムを並べてみた。口紅2本、KOSEの化粧水と乳液、シルバーのパック、ゴールドのネックレス、ポーチ。大体黒とシルバーとゴールドでまとめられた統一感のある内容になっている。口紅は・・・ちょっとあまり気味かも。あっても困らないが、使い切るのが大変。

■OPERA リップティント(コーラルピンク)、シアーリップカラー(ベージュピンク)

カラーはランダムでリップティントとシアーリップカラーが1本ずつ。おそらく今月の目玉アイテムだろう。

手前がリップティントで、奥がシアーリップカラー。どちらも下地が要らない程伸びが良くて良い具合に艶が出る。付けた瞬間は発色が弱いように感じるが、少し置くと鮮やかな色合いに。マキアージュのリップトリートメントに着色料が入ったような1品で、非常に使い勝手が良い。これ1本で顔全体の血色がよく見える気がする。ペンケースやポケットに入れても嵩張らないので、いつでも気軽に塗りなおせる。

■KOSE INFINITY アドバンストホワイトローション、ホワイトセラム(サンプルサイズ)
丁度いい大きさなので、スポーツジム用のポーチに入れて1週間ほど使ってみた。ローションはさっぱりとした使い心地で、エスティローダーのマイクロエッセンスローション程ではないが、スルスルと肌に吸収されていく感じがする。セラム(乳液)はべたつかないが、冬はこの2本だけだと間違いなく乾燥するので、夜なら目元・口元は必ず何かもう1アイテム足したいところ。

■My Little Beauty シルバーフェイスマスク

グリッターな見た目の面白いフェイスマスク。洗顔後の清潔な肌に薄くのばして10～15分ほど置いてから流す。肌の表面にうすい油膜が貼られたような仕上がりになり、べたつかないので朝にも使えそうな印象。乾燥肌に効くというよりは、肌を調整するような位置づけ。春先まで使えそうだが、あまり長く放置すると蓋をしていても固まってしまいそうな予感。ケースがスタイリッシュなので、使い終わったら何か小物を入れたい。