Beauty & Chestnut

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松本市内観光 桜のAACR前日

昨年秋にエントリーしたキャベツヒルクライム以来の、久々のサイクリングイベントに参加するために朝4時半に起きた。辺りは当然のように暗く、ひょっとしたらまだ深夜なのではないかと思い、何度か時計を見た。軽く朝食を済ませ、忘れ物が無いか確認してサドルにまたがる。6時の集合時間を目指し、徐々に明るくなりつつある早朝の町を走る。心拍数が少し上がったところでサザンのLove Affairを口ずさんだ。夜明けの町といえば、この曲なのだ。


集合場所のコンビニに一番乗りをして、ホットコーヒーを買った。自転車を立てかけ、壁を背にして立っていると、何だか自分が夜通し走り続けたブルベライダーのような気分になってくる。いつかはブルベ、と思っていたが長い冬を自転車に乗らずに過ごしたのでロングライドに対する不安があった。もしAACRを走り切ったら、今年中に何か1個だけブルベに出ようと決めている。過去の最高距離は140Km。確か自転車を買った年に走った定峰峠ライドだ。あれから1年半。この距離を超えるどころか100Km越えのライドをまともにしていなかった。その上、ここ半年は1ライド50~60Kmぐらいのものしか走った記憶がない。準備不足を反省していたら、他のメンバーが到着した。


今回はたまにお世話になっている自転車サークルに同行させてもらうことにした。車に乗せてもらうと楽である。全員が揃い、高速道路で長野方面へ。8人の大所帯である。ドライブを楽しみつつ、受付会場の梓水苑に到着。

丁度いい具合に桜が満開だ。都内や埼玉では八重桜が満開になっているが、こちらはまだヨメイヨシノが見られる。八重桜はモコモコとした感じが愛らしいが、やはり桜と言えば真っ先にソメイヨシノを思い浮かべてしまう。自宅の近くにこの木があると掃除が大変だが、よその敷地で見るヨメイヨシノは余計な事を考えずに楽しめる。


受付を済ませた後は観光組とライド組の2班に分かれた。私はもちろん観光組。翌日に長距離を走るのだから、前日はおとなしくしていたい。松本市内のお蕎麦屋で少し遅い昼食を取り、松本市美術館を目指す。3年ぶりぐらいの訪問だ。草間彌生のオブジェが我々を迎えてくれた。

常設展と企画展を堪能し、松本城方面へ。道中、家族への土産と松本銘菓の「せんべい飴」を購入。このせんべい飴が中々面白く、その名の通り飴で作られたせんべいなのである。一方向に並んだ繊維状の飴が幾重にも重なって正方形に整えられ、食べるときはサクっとかじるのである。飴らしからぬ食感に夢中になる。これは熱々の緑茶と合いそうだ。

しばらくして松本城に到着した。敷地内に入ると、城内へ入るためにはもう40分待たなければいけないとのこと。夕飯の時間を考えると、城内に入ってもゆっくり見られないため、あきらめて外から鑑賞。

こじんまりとしているが、味わいのある外観である。併設されている博物館をぐるりと回り、予約していたパンを受け取りに。


老舗の小松パン。ここの牛乳パンが有名で、折角松本に行くのなら絶対食べてみたいと思っていた。

午後には売り切れることが多いと聞き、あらかじめ予約しておいたが、きっと後にも先にもパンを12個予約することは今回だけだと思う。大量に購入しているが、私だけが食べるわけではない。11個はサークルメンバーの分である。小松パンの牛乳パンは特にクリームが多く、1個当たりかなりの重量だ。4人で手分けして運んだ。近くの空き地にあったテーブルで並べて記念撮影。壮観である。


夕飯会場でライド組と合流し、山賊焼きや馬刺し、少しの白ワインを頂いた。その後各々の宿へ向かい、明日のAACRに備えることに。この日は翌日のために足を休ませるつもりであったが、なんだかんだで1万5千歩ちょっと歩いていた。夜は気持ちよく熟睡であった。