Beauty & Chestnut

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赤坂中華 5選

都内屈指のビジネス街、赤坂。多くの人が行きかうこの街には老舗から新進気鋭のレストランまで、ランチは幅広い選択肢がある。都内のお店だと大体どこもそれなりに美味しいが、中には「おっ!」と思う所がある。しかしお気に入りのお店があっさりと閉店してしまう事もあり、時にレストランの開拓者にもなれば、ランチ難民になったりするエキサイティングなランチ事情の街である。さて、そんな赤坂であるが、寿司屋と中華料理店と焼き肉店、バーが多い気がする。今年の夏に麻婆豆腐にはまった事もあり、このエリアの中華料理を開拓してみた。その中で美味しかったお店をいくつか紹介したい。


■味良し、コスパ良しな本格四川料理「蜀膳坊」
会社の人に「美味しい中華があるんですよ。」と連れて行ってもらったお店。やや狭い店内は中国語が飛び交い、食欲をそそる香りに満ちている。メニューはごはんの付いた定食系と麺類が数種類あり、どれも880円で統一されている。麻婆豆腐も気になるけれど、最初に食べた黒酢酢豚がクセになり、この店に行けば必ず酢豚を食べるほど惚れ込んでいる。大阪の新世界にある串カツを彷彿させるような、外はカリっと、中はしっとりの極上衣を纏った豚肉とベータカロチンが豊富そうなニンジン、大ぶりのタマネギのどれもが黒酢によって引き立てらえており三者共演という感じである。ザーサイや玉子スープ、杏仁豆腐と牛乳プリンのハーフのようなデザートもついており、非常にお得感がある。一緒に行った人は「麺類も美味しいですよ」と勧めてくれるのだが、注文するのはずっと先になりそうである。

https://shokuzenbou.gorp.jp/


■夏こそ食べたいピリ辛絶品刀削麺「陳家私菜」
蜀膳坊で中華料理に目覚めた私は近辺の中華料理店にも足を運んでみることにした。あまり混んでいなくて、かつ美味しい中華が食べたいというニーズを満たす所を探していた時に見つけたのが「陳家私菜」である。初めて行った時は1日20食限定の「四川よだれ鶏」。よだれ鶏って何だろう、と興味を惹かれた。出てきたのは高カロリーそうなコッテリとしたタレに浸された鶏肉であった。恐る恐る口に運んでみると、よだれが出そうなほど旨いのである。柔らかい鶏肉の上に散りばめられたナッツが食感のアクセントになり、最後まで飽きない。しかし、このお店の凄さはそれだけではない。何と日本で初めて刀削麺を提供したという歴史があるのだ。そうと知ったら食べずにはいられない。次に訪問した時に麻婆豆腐をのせて食べる刀削麺を注文してみた。言わずもがな、これも絶品である。熱々の麻婆豆腐と、武蔵野うどんのようなコシのある刀削麺が互いに引き立て合う夢の共演だ。以来、麻婆豆腐や麺類が食べたくなった時に駆け込んでいる。

https://www.chin-z.com/


■隠れ家風の雰囲気で味わう創作系中華「黒猫夜」
さて、麻婆豆腐や酢豚だけが中華ではない。こちらの黒猫夜は新しいタイプの中華料理を提供してくれる穴場スポットである。人通りは多いけれど、知らなければ通り過ぎてしまいそうな自己主張の少ないお店だが、こだわりが感じられる美味しいランチが食べられる。メニューは週替わりランチが1種類。席に着くとすぐに出てくる。内装はオシャレなアジアン系で、いかにも中華料理っぽくないのも新鮮でよい。中華料理だとどうしても野菜の摂取量が減りがちであるが、このお店だと肉と野菜がバランスよく食べられそうな印象。週替わりなので週1で行っても飽きないと思う。

http://kuronekoyoru.com/


■580円ランチと落ち着いた雰囲気が魅力の「慶賓楼」
赤坂のランチは1000円ぐらいが相場である。お弁当だけを売っているお店が無いので、もうちょっと安い料金で食べられるランチは無いものか、と思っていた時に見つけたのが赤坂見附駅から徒歩30秒の所にある「慶賓楼」。価格は580円、800円前後、1000円の3種類があり、食べたいものや懐事情に応じて柔軟に選べる。安いランチのお店を探してこのお店に入ったが結局1000円の炒飯を食べたのはここだけの話。お米は一粒一粒がしっかりしており、味が染み込んでいて美味。580円ランチは選べる種類が少ないが、800円前後のものは4~5種類の中から選べる。店内は回転が良いので混雑せず、あまり時間がない時や軽く中華を食べたい時に重宝する。

https://r.gnavi.co.jp/gb1b600/


■ディナーもコスパ良し、友人と行きたい「中国茶房8」
こちらも「慶賓楼」に劣らずコスパの良いお店である。広い店内は多くのお客さんでにぎわっており、スープやサラダがおかわり自由なのが魅力的。夜もお手頃価格で提供しており、小皿料理がかなり充実しているので何人かで集まってワイワイやりながら中華料理をつついても楽しいと思う。蜀膳坊や陳家私菜と比べると本場っぽさには少し劣ってしまうが、日本人向けにアレンジされた料理は万人受けするだろう。中華料理店でサラダが食べられるお店は意外と少ないので、ボリュームを求めつつ野菜も摂りたいという日にうってつけ。

http://www.akasaka8.jp/


まだまだ美味しい中華料理店があると思うので、今後も機会を見つけては開拓していきたい。