Beauty & Chestnut

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チェロを習い始めた話 2か月目

来年からは曲をやりましょう、という事で12月のレッスンを終え、年を越して初レッスンを迎えた。前回から2週間近く空いてしまったため、最初は指が動かしにくいと感じたが徐々に感覚を取り戻すことが出来た。年末に教室のオリジナル曲と歓びの歌の2曲を練習しており、まずはオリジナル曲の方を1回演奏して特に問題が無かったのでサクッと歓びの歌へ。1か所だけ難しいところがある旨を伝えると、ボウイングを工夫することで弾きやすくなるとアドバイスを貰った。そもそもボウイングが上手くないので、練習が必要な事に変わりはない。スラーが特に苦手で、1音1音弓を返したくなるので気が抜けない。1月のレッスン3回分で歓びの歌を大体完成させ、「先に進んで、いつか戻った時にあっさり弾けるようになることもあるから次へ進みます」との事で2月からはシューベルトの子守唄を弾くことに。


話は少し変わるが、自宅でチェロを弾くのが困難なので、代替案として左指をスムーズに、そして強く押さえるトレーニングのために電子ピアノを購入し、1月中旬に納品してもらった。

ある程度弾けるようになったらチェロの伴奏を自分で録音してしまおうとも思っているので、一石二鳥である。まずはハノンからやろうと思い、20年ぶりぐらいに全音の青いテキストを手にした。ハノンの良いところは上りと下りの1小節、折り返し手前の1小節、最後の1小節を覚えれば簡単に弾けるところで、楽譜に音符が沢山あるので物凄く弾いている感がある。メトロノームを使えばちょっとしたリズムゲーである。単調な練習曲が続くように見えるが、結構トリッキーな運指の曲もあるので、飽きない。第2部になると見開き1ページになるので、何となく豪華な気分である。まだ到達していないが、第3部は結構テクニカルな印象を受ける。また、指と指の間を広げる練習曲もあるので、チェロ(の左手)に本当に役立つ。


で、その後のチェロのレッスンにどう影響があったかと言えば、慣れも多少あるのかも知れないが、今まで左手は押さえる事を意識せざるを得なかったが、ハノン導入してから「弦を押さえる」というよりも「音程を取る」という感じで指を動かすことができるようになった気がする。マイナスの影響としては、元々そういうクセがあったのだが、指1本だけで音を取ってしまう傾向が少しだけ強くなった。例えば小指で音を取る時は、使っていない人差し指~中指も押さえるのが正しいのだが、私はうっかり小指だけで済ませてしまうので注意が必要である。