Beauty & Chestnut

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ベターホーム シェフに習う⑨ アンティパストとパスタを習う

春夏コースの折り返し地点となった。今回はどこかの州のレシピを習う、というよりは前菜を沢山作ってみようという内容になる。実はいつもレストランのコースで一番楽しみなのはメインではなくて前菜なので、このレッスンを心待ちにしていた。前菜と言えばレストランに到着した時の高揚感と、まだ何も胃に入っていない故の空腹感が混ざり合い、メインよりも記憶に残っていることが多い。また、前菜はお酒のつまみになるものが多く、割とどんなお酒とも合うので自宅で作れれば最高である。


■前菜の盛り合わせ

「ツナと彩り野菜のマリネ」「オレンジのサラダ」「タコのマリネ」「ボッコンチーノ(モッツァレラチーズの1種)」「ズッキーニのレモン風味」「生ハム」の6品。生ハムは盛り付けただけなのでレシピ的には5品。オリーブオイルと白ワインビネガー、レモンをフル活用である。特別な調味料を用意することなく、手元にあるもので沢山の種類を作れるよう意識した、と先生が仰っていた。料理教室は習って終わりではなく、日々の暮らしで活かせてこそだと思うので、ありがたい。軽めの白ワインやスプマンテと合いそうな印象。ビネガー多用なので酸味は控えめな方が良い。


■スパゲッティーニ カルボナーラ

こちらが今回のメインである。カルボナーラを食べた事が無く、クリームソースのパスタだと思っていたら卵黄とペコリーノがソースになるとのこと。卵黄がソースになるなんて、とビックリした。加熱したら親子丼のように固まってしまわないか心配になったが、卵白を使わず、温度管理に注意すれば大丈夫だそうだ。鍋を火に近づけたり、遠ざけたり、結構大変だった。二人分を一度に調理するのでそれなりに鍋が重くなり、料理を習っているのか筋トレをしているのか分からなくなった。完成したカルボナーラは濃厚だけど重たくなく、とても美味しかった。

ちなみに後日、勿体なかったので全卵で作ったらバッチリ親子丼状態のカルボナーラになってしまった。


■レモンのグラニータと季節のフルーツ

こちらは教室側が事前に準備してくれており、シロップと氷をミキサーで撹拌して完成。暑い季節にピッタリな、爽やかな味わいだった。


次回は南イタリアのトマト料理。南イタリアといえばパン粉と魚介のイメージがあるので、どんな内容なのか楽しみである。