地球環境シンポジウム 「地球環境 夢プロジェクト」
慶応義塾大学創立150周年記念イベントの一つ、地球環境 夢プロジェクトと題されたシンポジウムが本日開催された。
環境破壊による地球温暖化が叫ばれて久しいが、どういう対策がなされているのだろうか。そもそも、タイトルに「夢プロジェクト」とついているが、未来の地球環境に夢を持つことが出来るのだろうか。そして、慶応の学食は美味しいのだろうか。
私は、いろいろ考えながら三田キャンパスに向かった。
会場には幅広い分野の研究者や教授が集まり、一つのテーマについて多角的な視点から語り、どういう技術が今開発されているのか、の発表もあった。ゲストは理系の教授にやや偏りがちだったが、学問の垣根を越えて一つの問題に向き合うという姿勢は、実に興味深いものだ。
すべての学問は環境学につながる。
すなわち、環境学はローマなのだ。シンプルにそう思った。
学問のコラボレーション。一つの専門だけだと視野が狭くなりがちだが、複数の学問が化学反応を起こし、新しい発展につながる。
さて、経済発展によってひきおこされた環境破壊。この、「経済」と「環境」は対立しているように見えるが、良くも悪くも「環境」は「経済」の影響を受ける。
だったら、発展することによって受ける利益<保全する事によって受ける利益、の構図が成り立つような社会にするためには、どうすればいいのか。
一方で、排ガスで話題になっているエネルギー問題。コモビリティの形態を変えると、どのような改善が見られるのだろうか。
そして、もっとも深刻な問題の一つ、砂漠化対策の一環である、「植林活動」は本当に正しいのか。
これらの話題を、本日のディスカッションをまとめるとともに、私の考えや意見を述べていきたいと思う。(つづく。)