岩波文庫 青帯
おもろい!!私は、こみ上げてくる笑いを必死に堪えながら読んだ。とにかく、痛快である。いや、明確な答えが提示されるわけではないから、”痛快”という表現は適切ではないかもしれない。しかし、この爽快な気持ちは何だろう。何度読んでも、それは変わらな…
シラフでは、絶対に読めない本がある。真夜中の静まった時間(それも、最後に誰かと会話してから数時間たった頃が望ましい)、少しアルコールを含んだ状態で、なんとなく陰鬱な気分に浸りながら、文章を頭の中に流すように、読む。BGMは、サティ。特にこだわり…
天才と狂気は紙一重、とはよく言ったものだ。あの文豪ドストエフスキーも、鉄血宰相ビスマルクも、マホメットもゲーテもカントもライプニッツも皆、狂気の淵を彷徨った人である。健全な精神状態で一生を全うした天才なんて存在しないのではないか、と思わせ…
京都旅行でやった舞妓体験の写真が先日手元に届いた。どこの美女かと思えば、私である。美術館で良い作品があると、私は何十分もそこに立ち止まるが、この素晴らしい写真達も同様に私を強く惹きつけて放さない。(すいません、これ、単なる前フリなんで、大目…
中学生ぐらいの頃、地学の授業で「地球は自転・公転していて、その運動で実は全くの球体ではなく楕円形になっている」という事を聞いてかなり驚いたのを覚えている。当たり前だが、地球が自転・公転していることに対してではなく、楕円形である事に驚いたの…
私は家ではあまりお茶を飲まない。コーヒー党である。 が、しかし、コーヒー飲んだからといって目が覚めるわけでもなく、眠りに入るまえのナイトキャップ的一杯となってしまう。これから勉強だ、という時も然り。結局のところ、現代においては、嗜好品はリラ…