Beauty & Chestnut

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ベターホーム シェフに習う⑤ エミリアロマーニャ州

毎年4月が近くなると何かを始めたくなる。今年こそはワイン・エキスパートに合格したいのでワインの勉強を継続しつつ、折角イタリア料理を習っている&イタリアワインも興味があるのでイタリア語の勉強をしてみようかと考えている。語学と言えばNHKの講座が定番な気がしたので早速4月号をお取り寄せした。いつか使う機会があればいいな、と願うばかりである。


さて、ベターホームのお料理教室 シェフに習うシリーズ5回目はエミリアロマーニャ州だ。エミリアロマーニャ州と言えば生ハムとランブルスコで、生ハムとランブルスコと言えば、これもまた3回目のロンバルディア州同様にサイゼリアである。ある一定の時期に生活圏にあったレストランの味は、何だかんだでその人の食生活の中枢に根付く。なのでなるべく色んな物を食べて、吸収し、豊かな食文化を実践していきたい。年をとって思い出す料理があまりにも少なければ、きっと友人が少ない生涯のように寂しいものであるから。


で、何を料理教室に戻すと、毎回のレッスンで作る量が結構多く、いつも持ち帰り用にタッパーを持って来ればよかった、と思う。今回は忘れずに2個持参したが、珍しく?控えめな分量だった。この日作ったのはリコッタをふんだんに使ったパンケーキとサラダ、ニョッキスープの3品で、2皿に収った。リコッタのパンケーキは習ってから1週間で3回作ったほどお気に入り。挟む生ハムやサラミがちょっと高価なのがネックではあるが・・・。ニョッキもビールのおつまみに合いそうなので、裏ごし器を近いうちに購入して自宅でも作ってみようと思う。


全体像(先生の作品)

■チャッチ リコッタチーズの薄いパンケーキと生ハムとサラミ、さやいんげんのサラダ

チャッチは今まで食べた事が無かったので、4回目のヴェネチア料理の時に出されたポレンタのカロッツアと同じぐらい、仕上がりの味が想像できなかった。使う素材は非常にシンプル。自宅ではリコッタチーズが手に入らずマスカルポーネを代用した時もあったが、粉の量を調整すればリコッタと似たような味わいに仕上がる。どちらのチーズもフレッシュチーズなので匂いが少なく、朝食でもお酒のお供にでも何でも合いそうな使い勝手が良い料理だ。

これがマスカルポーネ版チャッチ

さやいんげんのサラダも直ぐに作れて時間がない時にも便利。さやいんげんは肉じゃがに入れるぐらいしか今まで活用できていなかったが、茹でてそのまま食べてしまえばいいのである。ローストしたクルミとオリーブオイルで和えれば食感も楽しい。サラダ菜、ルッコラにはオリーブオイルとビネガー、バルサミコ酢のドレッシングを。ちょっと冷やしたランブルスコと合いそう。


■ジュゼッペ ヴェルディのじゃが芋ボールのスープ

なぜジュゼッペ ヴェルティの名を冠しているのか聞きそびれてしまったが、じゃが芋と卵黄、薄力粉等を混ぜて練り合わせ、油で揚げる。ニョッキは塩をかけても美味しいし、今回の様にスープに入れても良く、パスタに入れても合うとのこと。冷凍保存も出来るので、作り置きにも向いてそう。捏ねるときはパン生地のように伸ばすのではなく、手のひらをグーパーして揉むのがポイント。

ニョッキは吸水性が高いので、スープは仕上がったらすぐに飲むのが望ましい。スープを吸ったニョッキもそれはそれで美味しいが、食感が楽しめなくなる。


ブログを書いていて思いついたのだが、カレー粉を入れてカレー風味ニョッキを作ってみても楽しいかもしれない。後はサツマイモを使ってスイーツ風に仕上げてみるとか。次の週末に予定がなければ試してみよう。


次回のレッスンはいよいよ最終回。先生のお店のスペシャリテが習えるので期待が高まる。