Beauty & Chestnut

栗野美智子オフィシャルウェブサイト(笑)へようこそ。ツイッターもやってます。@Michiko_Kurino

石巻にて。ツールド東北 奥松島ライド

「それでは皆さま、脱帽をお願いします。黙祷!」 辺りはしんと静まりかえり、しばらくして遠くから鼻をすするような音が聞こえた。いろんな人が、様々な思いを抱えて今、この石巻専修大学に集まっている。誰か大切な人を亡くしてしまったのかな、と想像をめ…

もてぎエンデューロに出た話

去年の末ぐらいに通っていたスポーツクラブにマンネリを感じて休会し、年明けに丁度入会キャンペーンをやっていたフィールサイクルへ入会した。通い始めてから自然とロードバイクに興味を持ち、弱虫ペダルも読み始め、あわや腐女子へカムバックしようとして…

SL秩父旅

2016年も終わろうとしていた頃、ふと鉄道で旅に出たいという衝動に駆られた。それも、普段は絶対に乗らないようなローカル線か、あるいは観光列車。日帰りでも1泊でも良いので、何か珍しく、私にとって新しい体験をしてみたいと思った。そういうわけで、イン…

ダージリンを飲み比べる

今年の6月から紅茶コーディネーター講座を受講している。フード系資格は薬膳マイスターを持っているが、食材の調達がやや不便な所もあり、日々の生活に中々活かせずにいるが、紅茶なら専門店が多いので学んだ事がすぐに実践できる。茶葉とポッドと、ちょっと…

ネイティブ講師から英語を学ぶ Mainichi Eikaiwa編

オンライン英会話を初めて1年ぐらい経った。ちょっとした必要に迫られて始め、趣味として細々と継続し、少し前に会社が海外企業に買収されたので、再び必要に迫られて学習している。そんな1年間であった。TOEICのスコアは開始後3か月で80点ほど上がったが、1…

HMS スラローム中級&サーキット体験走行@ツインリンクもてぎ

去年の秋頃に普通二輪の免許を取得し、その後続けて大型二輪の教習を受けた。普通二輪の一段階の頃とは打って変わって、大型の教習はスムーズに進み、「もしかして、私って運転が上手いかも?」と錯覚するほどであった。単に教習所に長く通っていたので勝手…

カランメソッド受講記(stage1)

オンライン英会話を開始して1か月と少し経過した。Skypeの呼び出し音が鳴るたびにドキドキしていた最初の数回が今では遠い昔のような、そうでもないような。海外のエンジニアとコミュニケーションを取りたい、という純粋な動機は今も持ち続けているが、何よ…

道楽としてのオンライン英会話

11月にマレーシアで開催されるエンジニアカンファレンスへ出席するため、オンラインで英会話を始めることにした。週に2〜3回ぐらいで良いかな、と思って始めてみたら、あれよあれよとドップリはまり、今ではほぼ毎日DMMをメインに、2校でレッスンを楽しんで…

普通二輪 教習日記(技能 課題走行編)

正直に言えば、教習所に行くのがかなり億劫だった。エンストは頻発するし、クラッチは訳が分からないし、倒れた車体は引き起こせないし、ブレーキでタイヤがロックされるし、教官は細かいところまで見ているし、理由を述べればキリがないが、一言で言えば「…

修習技術者研修会(2015年6月)

資格取得が趣味であるが、ここ1年半ほどスランプ気味である。欲しい系統の資格のうち、数か月勉強すれば取れる物は取ってしまい、後は経験をもとに論文を書かなければいけないものしか残っておらず、その論述が難しいのである。プログラミング検定を除いて最…

普通二輪 教習日記(学科2〜4)

二輪の技能教習は普通自動車の免許を持っている事、すなわち道路で運転した事があり、スピードを出すことにある程度慣れている事が前提になっている節があるが、学科教習は免許を初めてとる人が対象となっているため、何とも言えない平等感があり心地よい。…

普通二輪 教習日記(技能1〜3回目)

2015年の3月から、どういうわけか教習所に通っている。「どういうわけか」と表現したのは、以前からバイクに興味はあったものの、申し込むに至ってはっきりとした動機があったわけではないからである。つまりは私にとってバイクとは、たまたま外出先で美味し…

沖縄旅行記(食事編)

11月某日、社員旅行で沖縄に行ってきた。冬の南国は想像以上に暖かく、東京で言うところの5月下旬ぐらいに該当する小春日和である。到着早々、長袖のシャツに長袖のニットを着用していた事を少し後悔した。周囲の人はいつ着替えたのか、半袖とジーンズ姿が目…

薬膳を学ぶ

9月10月と情報処理の試験が続き、仕事と夜間スクーリングの合間を縫って勉強する日々がひと段落ついた。年内は夜間スクーリングの民族学、宗教学の試験をパスすれば終わりである。どちらも比較的得意な分野なので、今は1月のC言語検定の準備とTOEICの対策を…

江の浦にて

2か月以上も前の話なのでどういう経緯だったか忘れてしまったが、といっても発端は恐らくただの気まぐれであることは容易に想像がつくが、スクーバダイビングの講習に申し込んだ。簡単なメディカルチェックを受け、2時間程度の座学とプール講習、海洋講習を…

「自然言語処理の基礎」を読む 1〜3章

先日偶々テレビを付けたらNHKのハードナッツという番組が放送されていた。数学好きの主人公(女子大生)が計量文献学の手法を用いて事件を解決に導く、というストーリーで、面白そうだったので何か似たような事が出来ないかと調べてみた所、情報処理の世界で…

語学と教養、あるいは英語講座の話

青年技術士交流実行委員会主催の英語研修に参加してきた。Steven Ashton氏を講師として招き、4つある英語のスキル(Reading、Writing、Listening、Speaking)の中で日本人が最も苦手とするSpeakingを練習し、英語力向上のキッカケにしよう、という趣旨の講座で…

プログラミング言語を学び始めた時に知っておきたかった事

入門書などで基礎的な文法、例えばif文やfor文などを理解して初級本、中級本へ進んだ時に「同じ言語のはずなのに、全く違うもののように感じる」と思うことが何度かあった。周りの人に質問をしても言っている事(表面的な事)は分かるけどしっくりと来ない事も…

技術士交流会に参加してきた話

青年技術士交流実行委員会主催の一次・二次試験合格者交流会に出席してきた。 私は昨年の秋に経営工学部門で一次試験に合格したばかりなので、技術士関連のイベントは合格者ガイダンスを除くと初めてである。二次試験までは野良修習技術者として研鑽するつも…

全ての装備を知恵に置き換えること (石川 直樹)

犬もコタツで丸くなりそうな程の寒波と記録的な大雪が関東全域を襲った。トンネルを抜けなくても雪国である。郊外の交通機関は大きく乱れていたが、それでも私は「そのうちチェーンを付けたバスが来るだろう」と淡い期待をしていた。土曜日の昼の事である。…

東京借景 Au Gout du Jour Nouvelle Ere

東京の玄関、復元前の東京駅の屋根は三角、復元後はドーム型、けれども個人的な目測によって東西及南北に断面的に作ってみると云々。以前に太宰の富嶽百景を読もうとして数秒で挫折したことがある。そもそも私は太宰治が嫌いである。さて、芸術鑑賞が好きな…

こだわりは細部に宿る リストランテ美郷

イタリアンというのは、差別化が難しい分野だと思う。場末の喫茶店で出てくるような、ふにゃふにゃになった業務用パスタと妙に酸味が利いたトマトソースは別として、イタリアンレストランと称するお店に入れば外れることは滅多にない。私はこれをイタリアン…

秋宵上洛

2年ほど前から計画していた技術士一次試験(経営工学部門)が無事に終わり、大きな仕事を片づけたような、ある種の達成感と満足感を得た。結果は12月に発表だが、技術士会のウェブサイトで試験の翌週ぐらいに発表された解答をもとに自己採点をしてみたところ、…

新居にて

とある郊外で閑居し始めてから2週間が過ぎた。我が新居は、西の繁華街といわれる某駅から自転車で30分ほどの距離にある、本当に文字通りの「市中の山居」である。家の近所は野焼きの渋い香りや、湿った土の香りが満ちており、日中はのどかな雰囲気に包まれて…

ロンドン物語 メトロポリスを巡るイギリス文学の700年 (河内恵子・松田隆美 編)

不思議の国のアリスやアーサー王物語、ピーターラビットやシャーロックホームズ。私が知るイギリス文学といえば概ねこのようなファンタジーや騎士道物語、探偵小説であるが、実はイギリスとは豊穣な文学的背景と作品を持つ国なのである。ロンドンオリンピッ…

名は体を表す グッドミート・バル

赤羽は東京の中に存在する小さな大阪である。路上駐輪上等!と言わんばかりの自転車群やせせこましい路地に密集する飲食店、必要以上に着飾らないという暗黙のドレスコードのある町だ。浅草や上野とはまた違った雰囲気の下町である。私が大阪を出て結構な年…

お弁当レポート ご飯に一手間加える

おかずの彩りを気にしても、ご飯が無表情だとつまらない。そういうわけで、それほど手間はかからないけれど、やればグンと華やかになるご飯のデコレーションをあれこれ試してみた。シャケフレーク 私はよくシチュー用のシャケを買ってフライにする。骨が少な…

お弁当レポート

少し前に、通っているクッキングスタジオでお弁当の作り方の授業を受けた。お弁当作りといえば、具材をスピーディーにカットし、要領よく加熱し、かつ(そこそこ)美味しく、栄養バランスも良く、彩りも考えて作らなければいけない。とはいえ、夕飯や休日の料…

韓国旅行記

正月休みを利用して数年ぶりに韓国に行ってきた。母がずっと韓国に行きたい、と言っていたため、父も連れて三人での旅となった。初日は昼過ぎに日本を発ち、入国審査の手続きや細々とした用事を済ませていたら、ホテルに着いたのは夜の8時ごろだった。イテウ…

みちのく雪譜

雪国の朝は美しい。川端の雪国よろしく「夜行バスの長い一夜が明けてカーテンを開ければ、そこは雪国だった。」である。白い。とにかくあたり一面が白いのである。そして次に思ったのが、「柔らかそう!」だった。本当に柔らかい事が、青森市内のバスターミ…